ごろうのつぶやき

思いついたことを書き連ねる

実写版進撃の巨人38分でリタイアした話

誰もこのブログを酷評映画レビューにするつもりは一切なかった。

 

進撃の巨人、多くの方がご存知だろう。内容を詳しく知らない方も名前は聞いたことがあるかと思う。

それくらい有名で多くのファンがいる漫画だ。

 

今回私の知識はアニメ1話分とネットで見られるある程度のキャラクターとストーリー概要分である。

リヴァイ兵長とかエルヴィンとかかっこいいよね。

 

タイトルから分かると思うが、友人に誘われてまた実写版見てしまった。見る前からAmazonプライムのレビューで酷評映画と分かっているのに。そして友人と共に38分でリタイアした。

 

今回もNTPとSP(10点満点)で点数をつけて感想を述べていく(※NTPとSPの意味は前々回のハガレン、前回のデビルマンのレビューのところに意味が書いてあるのでそこで見てきてほしい。簡単に説明するとNTPが不満点、SPが満足点である)。

今回は友人からの感想も頂いてるのでそれも記載していく(※友人許可済み)

 

0.東○ロゴマークのところ

NTP:0/10点

SP:10/10点

いつもの。お前が救いだ。

 

1.巨人と壁についての説明

NTP:0/10点

SP:10/10点

原作にありそうなイラスト。分かりやすいし、雰囲気がいい。

 

2.アルミンと街

NTP:3/10点

SP:7/10点

壁が壊される前だから原作1話あたりの話なのだろうがみんな働ける年齢だっけ?もっと子どもっぽかったような。まあ、実写版では役者さんに年齢を合わせて設定を変えるのはよくあることだ。街の雰囲気はやけにアジア系の人が多いなって感じだが雰囲気は良さげ。人が多い。アルミンが結構活発だった。ここでミカサに会いにいくアルミンに小さい子が壊れた道具を渡して直してほしいと伝える。一緒に映画みた友人曰く、アルミンはこういう発明家のようなキャラクターではなく自分の思想は持っているが臆病でエレンたちについて回るキャラクターで活発に自分の意見を出すようになるのはもっと後とのこと。

 

1.ミカサ1

NTP:2/10点

SP:4/10点

ミカサが働いている現場にアルミンが会いに行く。おそらく染物製品を作る現場で働いているミカサ。

原作1話であったエレンのお母さんにエレンが調査兵団に入りたいって言ってたことを言わなそうなミカサである。

 

2.エレン

NTP:8/10点

SP:1/10点

クソガキすぎる。第一印象がそれである。原作1話でもそんな印象を受けなかったことを覚えている。

仕事は長続きしなくてミカサやアルミンに心配をかけるし、不発弾の上にのってミカサとアルミンがもし爆発したら危ないからやめろと言うのに「不発弾だから爆発しないしどうせなら爆発すればいい」とかぬかしやがるクソガキ。第一印象クソである。

 

3.「海だ……」

NTP:5/10点

SP:2/10点

不発弾に描かれたイラスト。ビキニのお姉さんがサーフボードらしきものに乗っているイラスト。それを見たエレンたちが海に反応するシーン。

まず思ったのがビキニの方が気になるだろうである。いや、そっち⁈って気持ち。これはまあ海を見たことある自分たちが思うことだから、海を見たことないエレンたちと視点が違うだろうとは思った。だが、背景の水色が海だと判断したのはビキニがいたからなのではないか?ビキニ見たことあるんか?いや図鑑とかにビキニが海水浴とかで使われてたって載ってるんか。現代を生きる私たち的にはシュールな気持ちである。

 

4.壁へGO

NTP:6/10点

SP:3/10点

巨人なんて誰も見てないしミカサが海が見たいって言ったから壁行こうぜって感じで壁までやって来るエレンたち。このエレン、絶対ミカサが恋愛的な意味で好きでありそうなのだが原作そうだっけ?

壁に触れたら死刑なくせに壁に行けてしまう警備のガバガバ感。友人も同じ気持ちだったらしい。

壁についてから出てくる警備兵。まず壁に着けないようしろよというツッコミは飲み込もう。警備兵がミカサを連れて行こうとしたらミカサにさわんじゃねえと警備兵に対抗するエレン。絶対好きだろ?というか原作ではミカサはエレンよりも強いはずなのでミカサがエレンを殴ろうとする警備兵に何もしないのに違和感を覚える。

そんな警備兵たちを止めたのはソウダと呼ばれる男であった。……ピエールt……!ピe……じゃないか!こんなところにいたのか!キャラ名としては誰?感が拭えないがお前の名前は知ってるぞ!ピエーr

(ここで文章は途切れている)

 

5.エレンが自分のマフラーをミカサに巻く

NTP:10/10点

SP:0/10点

これこんなシーンの時じゃないやろ?結構大事なところで巻いてるやつやなかったか?と思ったら友人も違う!と怒ってらした。違う!

 

6.「エレン、お前どうだ?」

NTP:8/10点

SP:1/10点

ソウダも自分も過去にエレンの母親を連れて壁まで来たことを告げる。「お前の親父さんにとられたがな」。アッハイ。それに対して「そんなんじゃねえって!……ムカつくんだよ……」と返す。クソガキ〜!よく分からんけどキレる反抗期かお前は〜!とこの返し方にムッとするが、壁へ行くときに巨人なんて誰も見ていないし外は楽園かもしれないと前のシーンでエレンが言っていたのを聞くと住民にも壁の外には危険がないのではないかという思想が広がりつつあるかもしれない。原作そうだっけ?ソウダも国民感情が不満に向いてきていて議会も壁外調査の許可を出すだろうというニュアンスのことを言ってるのでおそらくそうだろう。壁があって閉じ込められていると感じる不満をムカつくんだよに乗せているのだ。きっと。

因みに友人はこのシーンに対しやってはいけないことをした彼らを大人がもっと諭せという感想らしい。

ソウダはそんなエレンに壁外の調査に加わらないかと提案する。それを聞いたエレンはミカサのところに「ミカサ……」と声をかけて近づく。

は?である。原作では彼は自分の意思で調査兵団に入ろうとしており、それをミカサがエレンの母親にちくることでエレンが母親に叱られるというシーンがある。彼は彼自身の意思で決めているのであって、決してミカサに意思を委ねたりしていない。

お前は何でもかんでもミカサに聞かないと決められないんかというほぼ確実にミカサに恋愛感情を抱く実写版エレンである。

 

7.巨人と判明するアルミンの父親の存在

NTP:6/10点

SP:1/10点

巨人が襲ってきて壁を壊す。巨人が中に入ってくる。原作通りである。突如現れた巨人に大岡裁きみたいなグロテスクなことになる住人たち。エレンはミカサの手を引いて逃げる。アルミンも連れてけ。

ミカサとエレンが避難しているなか巨人にアルミンの父親が食われるために連れて行かれるシーンがある。エレンがアルミンの父ではないかと言いアルミンの父親らしき人がアルミンに逃げてほしいと伝えながら連れて行かれる。

アルミンに父親がいたことを初めて知った。おそらくこの時代でも人間は男性と女性がいないと生まれていないのだろうが、アルミンのお父さんキャラとしていたんか……という気持ちである。進撃の巨人を知っている友人も初めて知ったと言っていた。因みにこの映画エレンの母親は出てこないから彼女の死がエレンに巨人を駆逐してやる意思を宿しているわけではない。エレンの母の代わりにアルミンの父が生まれていた。もうこの辺りに関しては感想が整理できない。

 

8.教会にいたエレン

NTP:4/10点

SP:1/10点

教会に避難する際に人波に潰されそうな赤子を助けたミカサ。エレンはミカサと共に教会へ逃げ込もうとするがエレンが教会へ入った途端扉を閉じられミカサは入り損ねてしまう。どうにかミカサも連れてきたいエレンだが他の避難者たちに扉を開けることを阻止されてしまう。まあ外に巨人いるしそりゃ開けさせないだろうとなる。教会の窓から外にいる赤子を抱いて座り込むミカサと見つめ合うエレン。その背後には迫る巨人。外にいたミカサが食べられるという決定的な瞬間から目を逸らしたエレンはミカサが消えた後、教会の扉を無理矢理開き外へ。外には多くの死体と血、そして先ほどまでエレンがいた教会の屋根が巨人の手によって壊されていたところだった。中にいた人はみんな外に出られずに食べられていく。エレンのミカサを救えなかったという絶望感は伝わった。

因みに友人は巨人に襲われる教会から誰一人逃げてこないことに対し教会がケン○ッ○ーのクリスマスパーティー状態じゃないかと言っていた。一人でも外へ出ろ、クリスマスパーティーのバーレルになってるじゃないかとの熱い言葉もいただいた。そしてエレンがミカサを探していないことについて探せとの言葉もいただいた。

 

9.ミカサ2

NTP:9/10点

SP:0/10点

赤子を抱え座り込みエレンと見つめ合うミカサ。

遊戯王5D'sの明日への道〜Going my way〜の歌詞が頭の中に流れてきた。ミカサってこういうキャラだっけ?走り出せやその足で。

因みに友人もこのシーンに対してミカサは戦わなくては生きられないことを知ってるはずなのに逃げないのはおかしいと思っていたそうだ。逃げろ。

 

10.2年後

NTP:4/10点

SP:4/10点

心臓を捧げよ。あとシキシマis誰?最初に巨人に襲われた時もちょっと出たけどシキシマ誰?みんなシキシマの名前出てきて騒ついたけど誰よ!!!誰!

リヴァイ兵長なら分かる、シキシマ誰。

 

11.ハンジさん

NTP:2/10点

SP:10/10点

可愛い。本当に可愛い。いや、ドジっ子属性的なのがついてる違和感は拭えないしなんか違う感もあるが可愛いからOK。この映画唯一の救い。

友人もハンジさん解釈違いだけど良かったとのことだった。石○さ○みさん大好きとの言葉もいただいた。

 

12.ご飯

NTP:9/10点

SP:0/10点

SPも燃え尽きている。アルミンがマッシュされた芋でサシャに今回の作戦について伝えるシーン。サシャがアルミンが説明に使用したアルミンの芋を食べる。私はあ、食べるのねと思ったが友人は……。だが、やつはハジけ……かけていた。この後サシャが芋女!と罵倒されたがおかわりをしようとするシーン。おそらく友人はその辺でハジけてた。ジャンとエレンが喧嘩するシーン。そこでエレンが何故か巨人の乳首の話が出される。巨人を見たことがあるのかという話に持っていかれ内地育ちの坊ちゃんとジャンを馬鹿にする。……内地育ちだとジャンを馬鹿にするために話を持ち出したことはある。……何故乳首なのか?もっとほかに……部位ってある……じゃん?なぁ?なんで乳首なんだ!なぁ!……あ、意外と人間の胴って部位ないね……乳首とヘソと性器しかないね……でも、君が乳首持ち出したから乳首=エレンになってるよ。なぁ、エレン。

この後ハンジさんが巨人に乳首がないことを教えてくれる。

因みに友人曰くジャンがジャンではないとのこと。

 

13.クサナギ

NTP:9/10点

SP:3/10点

誰ぇ⁈

 

因みに38分でここまでである。

全体として日本人に近い名前の人名がほとんどすぎてエレンとかアルミンとかの名前がめっちゃ浮いてる。フワフワである。原作だとそんなフワフワじゃないはずなのに浮きまくっている。

また、原作にはないキャラクター要素が随所に見受けられるせいでキャラ崩壊を起こしてる部分が多い。

 

友人はミカサのキャラクターについて実写版のミカサはエレンに対して恋愛感情を抱いているような印象を受ける視線を彼に送っているが、実際のミカサはそうではなく彼に恋愛のものとは違う執着を抱いている。このミカサは解釈違いだ。との感想をいただいた。

 

ここまで実写版を見てきて私が実写版に何を求めているのかを改めて明確にすることができた。

私は実写版に於いてシーン改変やオリジナルキャラクター登場は実写化する際に起こるのは仕方ないと思う。しかしキャラクター崩壊、改悪は許せないのである。原作に於いて重要なキャラクターの性格や特性などを変更したらそれはもう全く違う関係のない作品ではないかと考えている。この考えがNTP、SPに反映されている。

 

友人はもう二度と酷評映画見ようと誘わないと言った口で5分後にドラクエユアストーリー見ようぜと誘ってきた。君の記憶容量1bitかよ。

 

もうそろそろまともな実写映画みたいと言ったら一緒にるろうに剣心見てくれることになった。ありがとう。

 

酷評映画見まくるよりも左之助が生卵飲むシーン100回再生した方がマシなのではないかと酷評映画見るたびに思ってる。

 

ここまで読んでくれてありがとう。

 

そして毎度ここまで書いておきながらこの映画もみんな頑張って作っているのを忘れてはいけないのだ。

 

ありがとう進撃の巨人

続編含めてもう見ないぞ。